以下に当てはまる場合、スーパー便秘と言えます。
・食物繊維やサプリメントを摂っても効果がない
・トイレの回数が多いのに少ししか出ない
・いきまないと出ない
・下剤が効かない
・猛烈な残便感がある
スーパー便秘とは正式名称は「直腸性便秘」といいます。実はここ10年ほどで明らかになった病気です。今まで直腸に便がたまっても便意を感じない症状を直腸性便秘と言ってきましたが、なぜ便が出にくいのかその原因までははっきりしませんでした。
90年代に入り、直腸にバリウムを入れて、どう出ていくかという検査法が導入されて、直腸の異常が具体的に分かってきました。原因は2つあり、1つは年配の女性に多く見られる直腸瘤です。排便でいきんだときに、直腸と隣合わせにある膣に直腸が突き出てしまうという症状です。膣の壁がしっかりしていればこんなことにはならないのですが、膣の壁が弱くなると直腸が膣を押して膨らんでしまいます。治療法としては膣の壁を補強する手術があります。
もう一つの原因は、排便でいきむことで肛門に力が入ってしまうこと。肛門周辺の筋肉が収縮して便をブロックしてしまいます。これはいきみ方を調節するリハビリが有効です。もしスーパー便秘に当てはまると思われたら、速やかに肛門科などの専門医に相談しましょう。
以下に当てはまる場合、ストレス性便秘と言えます。
・腹部に張りや痛みを感じる
・日頃からストレスがたまっている
・突然、激しい便意を感じることがある
・便秘と下痢の症状が交互に出る
・便がコロコロしている
ストレス性便秘の代表的なものが「過敏性腸症候群」です。脳と腸は自律神経のネットワークが密接につながっており、便意をコントロールしています。ところがストレスを感じてそのバランスが崩れると便秘や下痢など排便障害が生じてしまいます。腸の壁が緊張して激しく収縮して大腸の一部が狭くなる症状になることも。
この過敏性腸症候群は男性の場合は下痢に、女性の場合は便秘になることが多いです。改善するにはストレスを減らすことが大事です。食事の時間や回数を規則正しくして生活リズムを整えましょう。一見、普通の便秘と症状が似ているところもあるのですが、お腹の張りや痛みがあり、排便することで症状が和らぐ場合はストレス性便秘の可能性が高いと言えます。
便秘がツライので便秘薬を飲もうと思うんですが、薬局でどれを買えばいいのかな?と迷ったりしませんか?私は正直、成分を見てもどう違うのか全然分かりません(-_-;)
代表的なものを紹介すると、コーラックとか有名ですね。「便秘にはコーラック♪」というCMもありました。ちなみに私が薬局に行って、店員にどれがいいですか?と質問したら勧められたのがコーラックでした。種類もいくつかあるようですし。
他だとエスティモアというお茶がいいみたいです。お腹スッキリ成分のキャンドルブッシュという自然のハーブを配合したお茶で、他にも紅茶、ルイボス、ローズヒップ、サラシアレティキュラーターなどが入っているようです。ハーブの香りが芯からじんと温まる感じがよいらしいです。
ただし、安易に薬に頼るのはよくありません。体が薬剤に慣れて慢性化してしまうからです。加齢とともに自力排便がますます困難になり困ることになります。自力排便の機能を回復するには便意を催したときの蠕動(ぜんどう)運動と大腸の筋肉を使って力んで排便する排便力を鍛えることが必要です。下剤の使用は排便機能を低下させてしまうので本来はあまり良いものではないのです。お気をつけ下さい。